昔、境川は蛇行が多く、氾濫がよくおきました。氾濫を防ぐため川を真っすぐにする工事が行われ、その結果、蛇行した部分が取り残され、そこにあった森が残っています。近年その森も開発され、わずかに残る程に少なくなりましたが、森には大きな木もあり、手入れすることにより、昔の植生が復活し、現在では貴重な生物もよみがえっています。ここでは、川沿いの森に生息する木々の花を紹介します。
アブラチャン(写真をクリック)
春になり最初に咲く地味な花、名前の通り油分が多い木。ロウバイほど匂いは強くない。
アブラチャン(写真をクリック)
株立で林内に多く見かける。
オオシマザクラ(写真をクリック)
ソメイヨシノは開花する頃葉が無いが、この桜は花と葉が同時に出て、花の色は少し青みを帯びている。花の色と緑の葉がなすコントラストがきれい。
オオシマザクラ(写真をクリック)
葉に蜜腺が葉柄の上端部に2個つく。
ウワズミザクラ(写真をクリック)
花は桜のイメージとかけ離れており、ブラシ状の花をつける。昔から樹皮は、樺細工に利用されるなど、その他、木の材として広範囲に利用されている。
ウワズミザクラ(写真をクリック)
写真には写っていないが、小さな虫がたくさん集まってくる。
コブシ(写真をクリック)
森の中で満開になると大変目立つ。公園などでもよく見かける木。
コブシ(写真をクリック)
コブシ(写真をクリック)
コブシとヒヨドリ。