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わら細工作り

わら細工は正月飾りと、さんだわら作りを紹介します。

正月飾りを作る

近年、正月の飾り付けをしている家は、年々少なくなっているように感じます。機会があれば、ぜひ自分で作って飾ることを挑戦してください。
毎年、年末近くに鉄○さんからワラをいただき、しめ飾り(正月飾り)と3尺のしめ縄、松飾を作っています。ここでは、四手を含め、その作り方を紹介します。地方によって形状は違うようですが、ここでは鉄○さんから教わった方法を記載します。

    …… ちょっと一言 ……

一般的に、しめ縄のねじり方向は、左向きが多いようです。


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わら細工の#1

(1)しめ飾り(正月飾り)

左の写真は完成品です。ユズリハは付いていますが、ウラジロとダイダイは付いていません。尚、市販の正月飾りは穂先をカットしたものが多いのですが、穂先は成長を意味し、これをカットするのは良くないと聞いています。

わら細工の#1

(2)完成品と記念撮影

玄関先で正月飾りを作りました。

わら細工の#1

(3)作業風景

わら細工の#1

(4)作業風景

わら細工の#1

(5)作業風景

腕がもう一本あれば楽。

わら細工の#1

(6)ドアに取り付けたしめ飾り(正月飾り)(写真をクリック)

言葉の由来を調べてみると。
しめ縄:天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないようしめ縄で戸を塞いだという日本神話にあるとされ、一般的には「しめ」が神様の占める場所という意味のため、神域・聖域を外界から隔てる結界として用いられる。
ダイダイ:果実が2年以上も木になっていることがあり、2、3代の果実でも秋になるとダイダイ色になるが、春になると再度緑になりその年の果実に見える。そのため「代々永続する」を意味する。
ウラジロ:茎は長く伸び、その先端から毎年2枚の葉を付ける。数年分の葉が生きているので、「祖父・祖母」の間から茎が出て「父と母」の2枚の葉があり、さらにその間から新しい「若夫婦」の2枚の葉が出ており、それぞれ裏が白いので、夫婦共白髪まで長生きしますようにという意味。
ユズリハ:常緑樹のため、年中葉は付いているが、葉が落ちる時の交代は目立つ。このため父から子に途切れない財産相続を想起させる。

わら細工の#1

(7)道具類

いつも使う道具。自作の木槌。先のとがった木の棒(編んだワラの途中に、すき間を開ける時に便利。ハサミは先がとがって丈夫なもの。スプレーは作業途中に使う。ゴム付きの軍手は木槌でワラを打つときに使用。麻ひも。図(9)にある3本の釘を埋め込んだワラをすく道具(自作)。

わら細工の#1

(8)ハカマ取り

ワラのハカマ(薄い皮のようなもの)を3本針の道具でそぎ落とす。

わら細工の#1

(9)ワラをたたく

ワラをたたいて柔らかくする。たたく1時間位前に、ワラにジョロなどで水を撒いておく。ワラを水で湿らしておかないと、ワラが切れやすく、引っ張り強度も弱い。(8)と(9)の作業に意外と時間がかかる。

わら細工の#1

(10)根元を縛る

ワラの根本端を揃え、端から10cm前後を麻ひもできつく縛る。

わら細工の#1

(11)3等分

3等分する。

わら細工の#1

(12)ねじる

3等分した束の左端を、根元からきつく後ろに折り曲げ、左足又は膝で踏み、固定する。写真は少しずれているが図(13)のようにする。次に右端の束をねじる。ねじる方向は穂先から根元を見て右ネジ回し(時計方向)。この時根元をきつくねじる。

わら細工の#1

(13)一本目をねじり固定する

ねじった束の先端を右足で踏み、固定する。

わら細工の#1

(14)2本目をねじり1本目と編む

2本目の束も同じ要領で右ネジ方向でねじる。ねじった後に、二本の束を左ネジ向きに互いに回し、ねじって編む。この時両方の束に均等に力を加えながら編まないと、きれいに巻けない。

わら細工の#1

(15)二本の束をねじる

二本の束をねじって編み、先端どうしを一緒にして麻ひもで縛る。

わら細工の#1

(16)二本の束の編み完成

編んだ後のねじりを均等に修正。

わら細工の#1

(17)3本目をねじる

3本目の束を同じように右ネジでねじる。

わら細工の#1

(18)3本目を巻き込む

編んである束のねじり目の溝に沿って、巻きこんでいく。編み込む最初の部分はキツクする。

わら細工の#1

(19)3本目を巻き込む

巻き込んでいる状態。その後に、先端を縛る。

わら細工の#1

(20)編みの完成

編み上げの最後の部分を麻縄で縛る。

わら細工の#1

(21)不要なワラを切りとる

円形に丸めて麻ひもで縛り、はみ出たワラをハサミで切り取る。

わら細工の#1

(22)輪の完成

輪の完成。

わら細工の#1

(23)3束を準備

同じ量のワラを3束用意する。

わら細工の#1

(24)先端をなう(編む)

1束の穂先の側先端を2つに分け、これをなう、右、左ネジどちらでもOK。

わら細工の#1

(25)なった穂先

穂先をなった状態。

わら細工の#1

(26)なった穂先

なった穂先3本。

わら細工の#1

(27)穂先を輪に入れる

なった一本の穂先を、輪の中央付近の輪に差し込む。

わら細工の#1

(28)三本の穂先を入れた状態

三本の穂先を入れた状態。

わら細工の#1

(29)3本を編む

穂先3束を三つ編みで編む。最後は真ん中のワラを左右のワラで縛る。

わら細工の#1

(30)完成

完成した状態。これに四手、ユズリハ、ウラジロ、ダイダイを飾って完成。図(6)が完成の姿。

わら細工の#1

(31)神棚用しめ縄(写真をクリック)

神棚用3尺しめ縄作りの紹介。本来ならば青々としたしめ縄用に青田刈りしたワラを使用するのであるが、いただいているワラは、稲作用のワラのため、イネの長さが短く、そのためワラを継ぎ足して使用している。一部見た目が悪くなる。(昔の稲は長かったが、機械化するため短く品種改良されている。)

わら細工の#1

(32)用意するワラ

一番上の束が基本となり、下の3本が編むときに、束を太くさせるのと、長さを伸ばすのに使用する追加の束。

わら細工の#1

(33)左端のワラを後ろにねじる

前述と同じ方法で。1束を後ろに曲げ、押さえて固定する。

わら細工の#1

(34)追加の束

上にあるのが追加の束で、束の端は揃えないで量を少しずつずらしてある。

わら細工の#1

(35)追加の束を入れ込む

基本の束に追加の束を入れ込み、見えないようにする。入れ込む位置と追加の束の量は、途中のふくらませる大きさと、編みの完了時の長さを考慮する必要があるが、経験で長さを決めるしかない。ねじる作業の手順は図(10)からと同じ。

わら細工の#1

(36)1本目をねじる

1本目を右ネジでねじっていき、膝で押さえる。束が太いので結構力が必要。

わら細工の#1

(37)二本目をねじり、一本目と編む。

二本目をねじり、その後一本目と二本目とを相互に編み、先端を麻ひもで縛る。

わら細工の#1

(38)三本目を巻き込む

三本目をねじり、一本目と二本目の編んだ束の溝に三本目を入れて巻き込む。

編みの完了

(39)編みの完了

編みの完了。

不要なワラを切りとる

(40)編みの完成

不要のワラをハサミで切り取る。

わら細工の#1

(41)ドアに取り付けた松飾り(写真をクリック)

ウラジロを付ける時もある。

わら細工の#1

(42)基本のワラ

ワラを2本+2本を置き、足で押さえる。

わら細工の#1

(43)ワラをなう

二本ずつを一束としてなう。なう方向は反時計方向。(市販品は時計方向もある)ない方は両手でワラをなう要領と同じであるが、手の動かし方が反対方向。なれていないと難しい?。(ワラをネジリ編むことを”なう”と言う。)

わら細工の#1

(44)ワラを差しこむ

途中で二本のワラを穂先を上にして差し込みそれを一緒にしてなう。

わら細工の#1

(45)ワラを差し込みなう

一本差しこんでから2回ない、二本目を差し込み2回ない、三本目を差し込み最後までなう。

わら細工の#1

(46)ないの完成

完成したら、ハサミではみ出した不要なワラを切る。

わら細工の#1

(47)完成

完成した状態。2個の輪の大きさが同じになるように縛り、端を切る。垂れ下がったワラの長さを揃えて端を切る。

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