四ツ目籠作り
籠はある程度大きい方が編み易い。写真の大きさの籠は農家の人が一番使いやすい大きさのサイズで、教室の皆さんが作っていました。池〇さんが教室で教えていた編み方は、本などで紹介されている方法でなく、簡単で速い方法でした。
編み方は、ページの最後に要点のみ記載します。以下の写真は編むときの注意点を記載したものです。編み始める前に、竹に水スプレーをしておき、固くなったヒゴは水中に浸しておきます。
(1)編みの崩れ防止
皮を上にして編むこと。皮のヒゴだけで編むと滑って形が定まりにくい。身を混ぜると形が崩れにくいが、皮だけで編むと味わいが出る。
(2)編みの崩れ防止
身のヒゴで周囲を巻く。これにより立ち上げる時に形が崩れにくい。
(3)寸法の修正
縦、横、対角線の寸法を確認する。違っていたら、写真のように竹棒やマイナスドライバーを当て、鉈などで叩いて修正する。
(4)曲がり癖をつける。
板で曲げ癖を付ける。(先生は竹の定規を使っていた)
(5)曲がり癖をつける。
曲げる前に水をスプレーするとヒゴは折れにくい。
(6)曲がり癖をつける。
ヒゴが厚い時はしっかり癖をつける。
(7)曲がり癖をつける。
このくらい曲げる。
(8)立ち上げ
胸に押し付けてやれば崩れにくく編みやすい。
(9)側面を編む
ポイント、ポイントでしっかり締めます。
(10)ずれを修正。
少し編んでずれていたら、その箇所を修正。
(11)ヒゴをカット
長すぎるヒゴはカットし、長さをそろえる。ハサミは左反対向きでカットすると切りやすい。
(12)端をさく
ヒゴの端をさく。
(13)巻き込み
順番に内側に巻き込む。
(14)完成
下側。
(15)完成
上側。(違う色の籠)
オプション
実用的に使う場合は編みが崩れないように補強枠を付ける。
オプション
オプションの完成。
編み方(写真をクリック)
大きい籠を編むときは速く編める。籠の中心となる所を起点に上下左右に編んでいく。
飾り籠
小物入れに。
一貫張り
籠に、薄い和紙を張り、柿渋を塗った品。日時が立つと渋さが増します。和紙は骨董市で見つけたもの。薄くて大変丈夫です。糊は森○さんから頂いたワラビ粉に柿渋を混ぜてあります。
刷毛
森○さんから教わって、竹の子の皮から刷毛を作りました。腰が強いです。